届け ウクライナへ・・・


「ウクライナの障害のある同胞へ」

戦争は、障害者を邪魔ものにする
戦争は、障害者を置き去りにする
戦争は、優生思想をかきたてる
大量の障害者をつくり出す最大の悪、それが戦争
朝一番のニュースを恐る恐る
キエフの包囲網がまた狭まった
教会も文化財も悲鳴を上げて崩れ落ちる
禁じ手が 反古にされ原子力発電所から火の手
殺し合いでなく話し合いを
侵攻でなく停戦を  停戦でなく平和を
青い空と黄色の豊作に似合うのは平和
私たちは祈ります
西北西の方角をじっとみつめなが
心の中から希望が切り離されないように
とにかく生き延びてほしい
戦争は、障害をたちどころに重くする
戦争は、障害者の尊厳を軽々と奪い去る
戦争は、障害者の明日を真っ黒に塗りたくる
早いうちに、否、この瞬間に終わらせなければ
もう一度くり返す
とにかく生き延びてほしい
たとえ、食べ物を盗んでも
たとえ、敵兵に救いを乞うてでも
遠い遠い、でも魂はすぐ 傍そば の日本より


この詩はロシアの侵攻でウクライナの障害者の身を案じた『日本障害者協議会』会長の藤井克典さんが「とにかく生き延びてほしい」と祈りを込めて作った詩です。
毎日、ニュース等で報道されていますロシアとウクライナの戦争に胸を痛める日々が続いています。施設長よりグループホームのメンバーさんにはこの詩を取り上げ、戦争の恐ろしさ、平和のありがたさを伝え、メンバーの皆さんも一生懸命話を聞いていました。ひなの家ではウクライナの子どもたちや障がい者の為に募金を行いました。今回、「AAR JAPAN 認定NPO法人 難民を助ける会」を通じて寄付させていただきました。保護者の皆様にもご協力いただき、ありがとうございました。

合計寄付額 68,749円